
空軍士官学校の卒業1年前に退学し、1964年に陸軍部隊への転属を願い出る。歩兵としての基礎訓練を受けた後、レンジャー部隊への転属を申請する。1966年には、特殊部隊への転属を申請し、情報通信のスペシャリストとして選抜される。彼は豊富な技術知識を備えた、卓越した知性の持ち主である。一等軍曹へは1967年に昇進し、ベトナムでは既に1任期を務めている。

ピーターの父親は、第2次世界大戦中に空母エンタープライズに艦上機のパイロットだった。戦後まもなく、彼は軍を退役し、エンジニアとして電子機器会社に就職した。とんとん拍子で出世し、ピーターは恵まれた家庭で育った。ピーターは利発な子供であった。いや、少し利発すぎたのかもしれない。というのも、とても傲慢で、他人のあら探しをして喜ぶような子供だったからだ。その性格が原因で、高校時代はケンカが絶えなかった。ピーター・ジェイムズはいつだって自分こそが一番優秀で、自分のすることに間違いはないのだと思っていた。戦闘機のパイロットになるためにはベストの存在でなければならないと父親に常々言われていたピーターは、常にベストな存在でありたかったし、他人からもベストな人間だと見られたいと考えていた。そしてこれこそが、彼が父親の助言を聞かず、マサチューセッツ工科大学ではなく空軍士官学校を選んだ理由であった。
確かに彼はパイロットになるための才能を身につけていた。しかし、彼の毒舌は彼自身にもどうしようもなかった。他の士官候補生や上官とトラブルをおこし退学を余儀なくされた。それからは空軍に対して悪感情を抱き続けている。彼にしてみれば、自分は正しく、彼らが自分に嫉妬していたのであり、自分が士官学校を退学したのは、自分がベストの存在であったことを彼らにわからせてやるためなのだ。その引き換えに大空でベストな存在になる道を断たれた彼は、陸上でベストな存在になることを志した。
歩兵の基礎訓練は、わずかながら彼の傲慢さを弱めた。その後、ベストの存在になりたかった彼は、レンジャー部隊への転属を願い出た。そこで彼は容易ではない事実を知ったが、過酷な訓練に耐え「ベストの存在」の1人に名を連ねるまでになった。ここで彼は、口を閉ざし、毒舌を抑えることも身につけた。彼の次なる目標は、言うまでもなく「ベストの中のベスト」、すなわち特殊部隊だった。
デフォートは大抵のことを上手にこなせるが、彼は常に最高を目指している。ただし、周囲を感心させることに熱心なあまり、自信過剰に陥り、用心深さを忘れることも多々ある。ベトコンと初めて遭遇したときはあやうく命を落としかけたが、現在はそのときにできた太ももの傷を戒めとして、一層の注意深さを心がけている。

デフォート一等軍曹は完璧からはほど遠い人物だが、スペシャリストとしては確かな存在だ。優れた射手であり、卓越した技術者である。頭の回転の速い人物だが、それがかえって仇となり、グズとみなすと相手を見下す傾向がある。電子機器や数学、兵器に関する限りは非常に信頼できる男だが、人付き合いに関しては問題がありすぎる。部隊の仲間たちはデフォートのジョークを気に入っているが、彼個人のことを気に入っているかどうかは何とも言えない。
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