チューニングカルチャー、
ストリートレーサースタイルを網羅する『NFSUG』VOL.1
『NFSUG2』ではスポーツカー以外にプレミアムSUVも収録し、スポーツコンパクト同様ストリートカスタムとして盛り上がりを見せている、ラグジュアリーカスタムまでフォローしている事は以前このコラムで書かせてもらった。しかし『2』ではそれだけに留まらず、チューニングパーツの装着を工夫すれば、スポーツコンパクトから派生したもう一つのカスタムジャンル、ローライダー・ユーロ(ロー・ユーロ)のテイストも楽しむことができる。
そもそもローライダーの世界では、スポーツコンパクトが流行する前から欧州車や日本製コンパクトカーをベース車種として選択する事が当然の様に行われていた。メキシコ系アメリカ人が、自らの裕福さをアピールする為に始めたと言われるローライダーカルチャーは、そういう意味合いもあってフルサイズのアメリカ車をベースにするのが常套手段だったが、若い世代がローライダーを楽しむ過程で、こうしたユーロスタイルのローライダーが出現してきたのだ。
これに対しスポーツコンパクトは、アジア系アメリカ人が日本のチューニングカーカルチャーを参考に始めたカスタムカルチャーなのだが、このスポーツコンパクトが盛り上がるにつれ、ベース車種が共通するユーロスタイルローライダーとのミクスチャーが発生。メキシコ系アメリカ人センスで組み上げたチューニングカーというノリの、ロー・ユーロが出現し始めたのだ。
ロー・ユーロは走りを追求しつつも、ローライダーカスタムでお約束のテクニックが盛り込まれているのが特徴で、『2』のチューニングメニューで言えば、スピナーホイールやスプリットボンネット、ハイドロリクス・サスペンションなどがロー・ユーロテイストを与える要素だ。実車世界の話で言えば、ロー・ユーロはスポーツコンパクトよりボディの塗装に拘る、といった部分も挙げられるだろう。
しかしスポーツコンパクトとロー・ユーロ車輌は見た目に殆ど差が出ることはなく、よほどのクルマ好きでないとそのノリの違いは判別できない。だがそうした部分にまで徹底して拘るのが『NFSUG』であり、流行を後追いしているのではなく、流行そのものを網羅している目線の確かさがゲームのクォリティを揺るぎないものにしているのだ。
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