O キエボ・ベローナは……あそこは上がってきて、いまやもうUEFAに出られるっていうチームに定着したじゃないですか。あそこの成功って何なんでしょうか?
K あそこはもうほんとにお金が無いんですよ。無くても……あそこはスカウト網がすごくいいらしい……スカウトがいいらしいですよ。
O 要するに選手を安く獲得して……
K そう、小さなチームから安く獲得してきて……あそこの財源がいいところは、獲得した選手をレンタルに出して、原資を作っておく。つまり自分のところで暖めておいても出れないんだったら、出しちゃおうって。でもあそこだって厳しいと思いますよ。ベローナも2チームあるんですよ。キエボ・ベローナって合併しようってしてるんです。セリエAに居続けているから年俸が上がってきて、下げられないでしょ。じゃあ(選手を)放出するしかない。かといって簡単に放出できるかっていうと、獲得するチームだって借金抱えているわけですからねぇ。
O そうですよね。しかも向こうって分割だって信用できないですからね。いつ払ってくれるのかって。日本と違って、……なんで一括にならないんでしょうね?
K 一括できる金が無い(爆笑) あれば払うんでしょうけど、払えるわけが無いんですよ何十億も。だから自転車操業なんですよ。こっちから入ったお金をこっちに回すだとか。そもそも貯める……貯めたいんだけど、すごく難しい。ファンはビック選手がほしい。それにチームが応えないと、「なんだ、そんな選手しかいないのかよ!」。負けるとガーガー言われる。じゃあ、獲得せざるをえない。けど資金が無い。だから、「誰かを売って、この金はこっちだ。」ってなるんですよ。
O 昔なら考えられないんですけど、開幕のときにラツィオとかセリエAのトップチームの胸にメインスポンサーが入ってないときがあるじゃないですか。ローマも一時そうだったじゃないですか。ローマドットコムだとか。あんなことが当たり前みたいになってきてるような気がしますが。
K 僕のところにも来るんですよ。ラツィオとかがどこか日本の企業とかないのかって。紹介はするんですけど、莫大な金額を言ってくるんですよ。つくわけないですよ。もちろん、定額はあるんですけどが、なあなあでやってるんじゃないですか。
ビジネスだから最初は高く言うじゃないですか……イタリアの面白いところは、口約束はダメなんですよ。例えば、僕が「お前のところいくらなんだ」って言ったら、答えないんですよ。先に文章を出してから……つまりどこそこのオファーがあったらまず文章を提出してからビジネスが始まるんですよ。でもそれじゃあ、始まらないですよ。決まってないんですもん。いくらかってヒアリングしてるのに、相手が答えてこないんですよ(笑)
そこが違う……文化が違うんだから、それ以上進まないよって言ってるんですが……。そこを変えていかないといけない。彼らにしてみれば、口で聞くと、口だけになるって言うんです。口だけのやつって有象無象いるわけですよ。そういう風にだから、「口だけだ、口だけだ」になるんですよ。
O そのわりに借金は返さないですよね(笑) わけわかんない国ですね〜
K ちょっと膨れあがりすぎましたね、年俸が....。
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