初勝利
リーズ・ユナイテッド。数年前には若手選手を中心に旋風を巻き起こし、昨今のアヤックスがごとくプレミアにリーズありを轟かせた。その原動力ともなっていたキューウェル、ビドゥカの「ヤングオージー2TOP」、練習生として所属していたアラン・スミス、先のW杯でもなかなか良いところを見せたダニー・ミルズ、ロングボールの精度には定評があるアイルランド代表不動のサイドバックのイアン・ハート、スコットランド代表でも欠かせない存在ドミニク・マテオ、そして若いチームを懸命に引っ張ってきたアイルランド代表ガリー・ケリー。
既にキューウェル、ミルズはチームを離れたが、それにしてもこれだけの戦力があるに関わらず、現在ドップリ降格圏内。お家事情も逼迫(ひっぱく)していると聞いている。何とか意地を見せて欲しい……と現実のお話はここまで、プレミアリーグも第3節を迎えてそろそろ勝ち星が欲しい。アウェイだが、アグレッシブに「前に前に」でいきたい。しかし、それが仇となったか前半10分、リーズ新戦力セネガル代表FW:サコーにカウンターで一発もらってしまった……。L1ボタンのオーバーラップを多用した為に、中盤・サイドバックが上がり過ぎ数的不利の状況ができたうえに、ロングパスを通されあとはサコーのスピードの前に為す術無し。まだ早い時間帯とはいえ、正直ヘコんだ。だが、この試合はこれで沈む訳には絶対にいかない。その想いにこの男が答えてくれた! 相手のパスミスを前線でカット。そのまま持ち込んでリーズゴールに叩き込む! 前半24分ロビー・ファウラー! まだ早い段階での追撃弾に手応えを感じつつ後半へ。
後半戦同点の勢いをそのままに、ディフェンスでは高い位置でプレッシャーに行き相手オフェンスの芽を摘む、オフェンスではサイドのマクマナマンにボールが集まり始める! 迎えた後半40分、右サイドを切り裂いたマクマナマンにバークビッチからの絶妙なパスが通る。これだけ美味しいボールをもらっては、イイボールを上げなくては男じゃない! マクマナマンの中央へのクロスへ飛び込んで来たのは……そう! ロビー・ファウラー!! うちの戦術関係上1.5列目にいる彼だが、本来はおもいっきりストライカーだ。彼の渾身のガッツポーズに思わず笑みがこぼれてしまう。
うちのチームの形を貫いた結果で、貴重な勝ち点3を得ることができた。これで胸を張ってシティーサポの待つホームへ帰れる。まだたった3試合だが、負け無しという結果にある程度の満足感が込み上げてきた。
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