エサラとドレンがパイロットのブリーフィングルームに入ると、部屋では王宮警備隊の将校がホロパッドを操作していた。ナブーの首都シードの統治者にして王宮諮問評議会議長であるシオ・ビブルが、イライラした様子で将校の数歩後ろに立っていたことに、エサラは驚いた。
彼女はまず敬礼してから質問をした。
「ビブル様、これは訓練ではないのですね?」
「違う。」
ビブルは眉間にしわを寄せている。
「これは本当に深刻な事態だ…。」
エコー隊のパイロットたちが大声でおしゃべりをし、装備をガチャガチャ言わせながら部屋に入ってきた。
「エコー隊到着。説明をしてくれ。」
ドレンが言い、末席に付いた。エサラが続ける。
「ブラボー隊の残りの者は任務に就いています。メルヌ大尉と私が本日エコーフライトの指揮に当ります。」