
エルフ語で「イスタリ」といわれる魔法使い。中つ国に育ちつつあるサウロンに対抗するため、ヴァラールによって使わされた魔法使いの1人。ガンダルフは長命にして賢明、その名は中つ国に広く知れ渡っている。灰色の長い髪にひげをたくわえ、灰色の長衣ととんがり帽子に長い杖という姿なため「灰色のガンダルフ」と呼ばれていた。
ホビット族のビルボ・バギンズとは長年の友で、『一つの指輪』の不吉な兆候にいち早く気づいたのもガンダルフであった。魔法の力を持つ彼が指輪を手にすれば、指輪は想像も越える魔力をふるうことを熟知していたガンダルフは、決して自ら指輪の運び手にならず、同時に指輪を葬り去るためにさまざまな手を打つ。まずフロドをエルロンドがいる「裂け谷」に行くように指示した。その後、指輪を捨てるための旅では、一行の先導者となった。
モリアの坑道で、旅の仲間は恐るべき太古の怪物バルログに遭遇する。そこでガンダルフは自ら犠牲となり、地中深くへと引きずり込まれた。一行は旅の先導者を失ったものと思ったが、彼は神秘の再生を果たし、「白のガンダルフ」として新たに中つ国に戻って来たのだった。