『対戦車兵器総論』
対戦車兵器の出現
そこで、考え出されたのが、対戦車ライフルだ。
大口径の銃弾で、敵戦車の装甲をぶち破り、停止させる。
様々な超大型のライフルが製作されて投入された。
その生き残りが、バレットライフルだ。
12.7mm弾を発射する超大型自動式ライフル。
長距離狙撃、軽装甲車輌戦闘、爆弾処理などに使われ、アンチマテリアルライフルと呼ばれている。
自分の射撃経験では、800m先のドラム缶に命中させられる。
距離50mでビール瓶を撃つと、真ん中辺り10cmが文字通り消失し、ビンの上部が、底の部分に綺麗に落ちていた。
西瓜を撃てば、一瞬で爆発霧散してしまった。
が、対戦車ライフルでやられた戦車も進化する。
戦車の装甲をぶ厚くしたのだ。
そうなると、撃つ弾も大型化しないと貫通しない。
対戦車砲の登場だ。
この瞬間、対戦車兵器は歩兵一人で扱うものから数人で運用するものとなった。
だが、歩兵一人で、扱える対戦車兵器が必要とされた。
何よりも機動性が重視されるのだ。
同時に問題になったのが、反動だ。
ライフルの口径が大きくなればなる程、また、火薬量が大きくなればなるほど、強烈な反動が撃った本人を襲う。
正しく言うと、右肩です。
ドガーンと来ます。
前出の、バレットライフル。
口径は12.7mmですが、それほど反動はない。
女の子でも撃てます。
それは、自動装填式で、様々な反動抑制機能が付随、さらに銃自体が重いなどの理由で反動が相殺されている。
大口径で、ボルトアクション、銃の重さが五キロ前後となると、反動は全て右肩担当になります。
上手く撃たないと、鎖骨骨折、または、右肩脱臼となる。
自分の撃った最大反動は、アラスカで撃った300レミントンウルトラマグナムだ。
伏せ撃ちで撃てば、全反動が右肩にくる。
K1のクロコ・ミルコップのハイキックをモロに右肩で受けているような衝撃だ。
立射だと、全身で反動を逃せられるが、伏せ撃ちはそーともいかない。
戦場では殆どが伏せ撃ちだ。
戦車は怖いが、対戦車ライフルの口径がどんどんと大きくなれば、右肩脱臼、骨折の負傷兵が続出してしまうのだ……。
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