
| 大人気歌手マイアのインタビュー |
2004 2.24 |
今マイアが熱い! その美貌については言うまでもないが、それ以上にそのキャリアが今燃え上がっているのだ。マイアの新しいアルバム「ムードリング」は、リリース以来大ヒットをとばしているし、最近は女優としても「シカゴ」や「Dirty
Dancing:Havana Nights」で活躍している。だが、本当の魅力は、『007 エブリシング オア ナッシング』のNSAエージェント、マイア・スターリング役の彼女にある。
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マイアは先日、カリフォルニア州レッドウッドシティーのElectronic
Arts(以下EA)スタジオを突然訪れ、『エブリシング オア ナッシング』のテーマソングをジャズ演奏して喝采を浴びた。スタジオ見学とゲームのデモンストレーションの後、EAのインタビューに応じてもらい、スターリング諜報部員という役どころについて率直に語ってもらった。以下はその記録である。
EA:マイア役を演じられたわけですが、EAはどのようにあなたを口説いたのですか?
マイア:最初にビデオゲームでの役柄、つまりNSAのエージェント役ですが、それについて聞きました。それから、ボンドのビデオゲームで歌を歌うということも。ゲームに収録するのでその1カ月後にテーマソングをジャズ演奏してほしいとも言われました。ジャズ演奏についてはとても興味を持ちました。当初から聞いていたように、作業は吹き替えとスキャンニングだけでした。スキャンニングが何を意味するのかはまったく見当が付きませんでしたけど。アニメ用にキックとか闘いとかするのかなと思っていたんですが、そういうことはまったくやりませんでした。私が演技する代わりに、アニメーターのスタッフが全部やってくれました。
EA:歌で、特別な思い入れのあるバージョンがありますか?
マイア:特にありませんが、ジャズバージョンは好きですね。テクニカルバージョンはエネルギーにあふれていて、ビデオゲーム全編に渡ってフィットしているのではないかと思います。ジャズ演奏も、ゲームに出てくる「キス・キス・クラブ」にとてもよく合っています。
EA:サイバースキャンニングのプロセスについて教えてもらえますか? これまで経験がなかったようですが。
マイア:まったく初めての経験でした。スキャンはレコーディングスタジオの外で行いました。基本的にじっと座っているだけでしたが、大体10分位で終わりました。頭の上から胸の下までスキャンして、顔と上半身を360度スキャンしました。
EA:ゲームに登場する自分自身を今日ご覧になったわけですが、これまでにも見る機会はあったんですか?
マイア:Eメールでイメージを送ってもらっていました。そのときは、髪の色が実際より明るくて、髪も本物の私の方が長かったんです。トライアンギュラーブループリントとか何とかいうのに合わせたというお話で、そのために髪が短くなっているという説明を受けました。プログラミングでは長い髪はだめだそうですね。勉強になりました。それから青い眼。スキャンニングのときは青いコンタクトをしていたんです。今日見て初めて気が付きました。ちょっとドジでしたけど、結果的にはよかったかも(笑)……。
EA:バーチャルなお仕事をなさったわけですが、実際に女優として演じるのとどう違いましたか?
マイア:レコーディングについて言えば、スタジオでセッションをする場合と比べて短い時間で行われました。スタジオで歌ったのは2日か3日です。本当に短い期間でしたが、2、3日の間ずっと6時間から8時間も歌い続けたのでとても大変でした。1つのフレーズを8回から12回も繰り返して歌い、声の抑揚を変えました。本当に全然違うものに仕上がりました。スタジオでレコーディングするときにインプロビゼーションをやることがありますが、それともちょっと感じが違います。吹き替えについては、今まで何度か映画でやっていますが、それほど大変だと思ったことはありません。ですが、(ゲームで演じた)役が今までとまったく違っていたので、これまでの経験はあまり役に立ちませんでした。ゲームでは命がけで闘いながらボンドに助けを求めるシーンがあり、何度も大きな声で叫ぶことになりました。
EA:ご自分の役についてはどうお考えですか?
マイア:私が演じた役は、「善良な女性」であり、同時にちょっと冷酷で悪女でもあります。善良さと悪さがミックスされているとでも言えば良いでしょうか。
ニューヨークでこのビデオゲームをプレイする機会がありました。(EAの)スティーブ・グロールさんがホテルの私の部屋にプレイステーション2を持ってきてくれたんです。リリースのときまでプレイできるという特別バージョンでした。いろいろなシーンを見ました。モスクワ、ペルー、ニューオリンズ、エジプトとか、舞台になっているいろいろな場所を目にしました。そして、このプロジェクトが大変な時間を費やした労作であることがすぐにわかりました。本当にずば抜けて圧倒的なんです。本当に映画みたいなんです。大勢のアニメーターが、壁紙や唇の動きなんかをそれぞれ別々に担当していて、良い仕事をしてるんです。本当に驚きです。このゲームのあらゆるディテールでサイエンスとアートが駆使されていて、でもそれを作った人の顔も知らないし会う機会もない、そんな人たちが何年もかけてこれを作り出した、そういうことがわかるんです。とてつもなく莫大なものです。現代に生きる私たちの理解を完全に超えていますね。
EA:もう一度やりたいですか?
マイア:ええ、もちろん。
EA:家でゲームをすることはあるんですか?
マイア:家にNBAバスケットゲームがあります。それにテトリスも……私、テトリスマニアなんですよ。弟たちのゲームをやることもあります。あの子たち、宿題もやらずにプレイステーションやXBoxに熱中してますよ。好きなんでしょうね、得意なんです。
EA:それじゃあ、弟さんたちもゲームであなたに会えるのを楽しみにしてるでしょうね……
マイア:このゲームをやったら、私のファンクラブに入るかもしれませんね。 |