ケンタウリへの旅
EPISODE 32
:パート1

ガーランド船長は、一般スタッフの中では彼が最も信頼するアドバイザーであり、友人であるプラヴィン・ラルにクィックリンクを送った。

プラヴィン:ヤンは乗組員を殺傷した。早急に彼の地位を剥奪し、逮捕しなくてはならない。注意されたし。

彼は判断事項とその重大さを記録した。仲間の乗組員を裏切り殺傷した罪で、一人の人間の地位を剥奪し、国連憲章の元に裁きにかけるのだ!

彼はその判断事項にビデオの一部を証拠品として添付して記録し「送信」ボタンを押した。ガーランドはその影のような人物が罪を犯す場面をもう一度見直した。彼の、急ごしらえの机の上で点滅する光と影は、彼を心の底から恐怖におとしいれた。

この賭けは非常に危険だ。想像した以上に...、彼は思った。

彼等、全員が各々の望むもののために争うだろう。望むものを、生存をかけて。これからは平和などあり得ないだろう。

指令センターへの道のりが、果てしなく遠い、危険に満ちたものに感じられた。

彼は「送信」ボタンを押した。彼の、まだ応答を得られていない告発が羽根を得て、地球へと光速で伝えられた。もしも、まだ地球に応える者がいるとしたらだが。地球へ、そして推測の彼方へ、宇宙の果てへ向けて光の速さでヤンの犯罪を告発するのだ。

何があろうとも、彼は彼の使命を果たしたのだ。

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