ケンタウリへの旅
EPISODE 22 パート2:

温室の中、ディアドラは二拍子の警告サイレンが鳴るのを聞き、金属のハッチウェイがきしんだ音をたてて閉まり始めるのを感じた。

「ハッチが閉まる!」彼女は叫んだ。彼女の手から空力の剪定ハサミが滑り落ち、彼女の足元に突き刺さった。「皆、中に入って。急いで!」一気に人々が動き、巨大な金属のドアが雷のような音を立てて閉まった。

「シルビア、あなた大丈夫?指令センターがここを閉鎖したに違いないわ。」

「そのようね。」聞き慣れない声がした。冷たく、優雅で、どこかスペインなまりがあった。「そして、あなたがこれを解除するコードを持っていることを願うわ、士官。」

そこ、巨大なドアの前に、セキュリティオフィサーの赤いジャンプスーツを着た女が立っていた。だが、その片方の肩口は故意に破られており、肌が露出していた。彼女は小柄だったが、堂々としており、その髪は漆黒で後ろに固く編まれており、きびしい顔だちに完璧さと情け容赦ない表情をたたえていた。黒い瞳がディアドラに向けて燃え、シュレッダーピストルが彼女に向けられていた。その女の隣には、スキンヘッドの小柄な男が立っており、同じように肩を露出したジャンプスーツを着ていた。同じようなピストルを持ち、無感覚な面持ちに怒りが込められていた。

そこには彼等二人だけだった。それ以上はいない。彼等が近づくと、ディアドラには彼等の裂けた肩口の辺りに刺青があるのが見えた。見たところ、最近施されたものだろう。六角形の中に下向きの矢が描かれており、おそらくレーザードリルで焼かれたものと思われた。

「私はサンチアゴ大佐。」彼女はそう言って微笑んだ。「このドアを開ける方法を知っているとうれしいのだが。」

ディアドラは身じろぎせず、サンチアゴが近づくにつれ、マングースににらまれた蛇のように目を見開いて彼女を見つめた。ディアドラはサンチアゴの表情を読み取ろうとした。彼女は慎重に、しかし恐れず、軽はずみな行動は避けた。ディアドラは片手を上げ、船長に宛ててすらすらとメッセージを送り始めた。

「船長、スカイ士官です。反乱分子がここに二人おります。」彼女はサンチアゴがその言葉に緊張するのがわかった。「温室の中です。一人はサンチアゴ。助言をお願いします。」サンチアゴは彼女を見、そして微笑んだ。

個人記録
R ジュナック、船内警備員
我々はサンチアゴとはぐれてしまった。しかし彼女の安否は恐れていない。
同様に彼女も我々の安否は気づかっていないのは確かだ。
我々の結束のきずなは固い。我々の内、誰かが死んでもまた他の誰かがその代りをするだろう。最後の一人になるまで。それが彼女の教えだ。

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